四日市 萬古焼の源流たどる 弄山生誕301年で企画展 三重

【古萬古展を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館常設展示室で】

【四日市】郷土の伝統産業、萬古焼の源流をたどる企画展「古萬古展~弄山生誕301年の春」が2日、三重県四日市市安島の市文化会館常設展示室で始まった。3月17日まで。月曜休館(第2月曜開館)。四日市市文化まちづくり財団主催。入場無料。

江戸時代の桑名の豪商で萬古焼の創始者沼波弄山の古萬古作品と、一時途絶えた萬古焼を再興した森有節、千秋兄弟の有節萬古作品合わせて50点を展示している。

ペルシャ調デザインの水差しに赤絵を施した弄山の「色絵窓龍文盛盞瓶」や高さ約50センチの「色絵窓山水花鳥文大徳利」など古萬古の特徴的な作品が並ぶ。

有節が弄山の赤絵を模した深皿「色絵草花文皿」や、独自に考案したピンク色に発色する釉薬(ゆうやく)でサクラを描いた華麗な有節萬古「色絵桜花文酒徳利」など市立博物館所蔵の貴重な作品を披露している。

同市大谷台の三宅勝さん(83)は「萬古焼の歴史を物語る作品ばかり。当時の技術の高さに感動した」と話していた。