全国高校初の「畜産JGAP」 相可と明野が取得 美杉清流米部会もコメで 三重

【JGAPの団体認証を取得した美杉清流米部会員ら=三重県庁で】

三重県教委は30日、県立相可高(多気町)と明野高(伊勢市)の2校が国際安全規格「畜産JGAP」の認証を全国の高校で初めて取得したと発表した。JA三重中央の美杉清流米部会(津市)も米(もみ、玄米、精米)で「JGAP」の団体認証を取得。精米までの団体認証を取得するのは東海4県で初となる。東京五輪が来年に迫る中、県内でGAPの認証を取得する動きが広がっている。

GAPは農畜産物の生産工程の安全性を保証する国際規格。東京五輪・パラリンピックの調達基準となっている。県農産園芸課によると、昨年12月末までに県内でGAPの認証取得は教育機関を含めて50件。県は来年度末までに70件の取得を目標に掲げる。

相可高は肉用牛、明野高は豚で畜産JGAPの認証を29日付で取得。相可高松阪牛専攻の生徒が今月15日、明野高畜産専攻の生徒が16日にそれぞれ畜産JGAPの審査を受けた。両校は認証取得に向けて昨年4月から共同で準備していた。

部会は津市美杉町の水田約16ヘクタールでコシヒカリを美杉清流米として栽培。部会に所属する役員4人がJAグループの協力を得て、8日付でJGAPの団体認証を取得した。今年7月の審査で約20人の部会員全員の取得を目指している。

部会員が30日に県庁を訪れ、鈴木英敬知事に認証取得を報告。岸野隆夫部会長は「消費者に安心で安全な清流米を供給していきたい」と述べた。鈴木知事は「団体認証は合意形成が大変。先陣を切ってもらったので県内の団体認証に弾みが付く」と語った。