伊勢 あさま小菜、出荷大詰め 郷土食、漬物やおひたしに 三重

【あさま小菜を収穫する東原さん(左)ら=伊勢市一宇田町で】

【伊勢】三重県伊勢市の朝熊山麓で栽培されている伝統野菜「あさま小菜」の出荷が大詰めを迎えている。

あさま小菜は、アブラナ科の一種。市内で寒冷な朝熊山麓の朝熊町、一宇田町、楠部町などで古くから作られてきた。現在は13軒の農家が栽培し、例年2―3トンを出荷。漬物にするとしゃきしゃきとした食感が特徴で、この時季の郷土食として親しまれてる。農家では漬物のほか、おひたしにして食べるという。

同市一宇田町の東原喜美代さん(76)の畑でも収穫が続く。29日は冷たい風の中、30センチほどに育った小菜を鎌で刈り取った。東原さんは「今月に冷え込みが強まり、味も香りもよくなった」と話していた。

出荷は2月中旬まで続く予定。出荷した小菜は漬物に加工され、市近郊のスーパーや小売店で販売される。