松阪市長、飯南高で授業 落選経験や地元の偉人語る 三重

【生徒に講義する竹上市長=松阪市飯南町粥見の飯南高校で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は29日、同市飯南町粥見の県立飯南高校の「社会科学入門」の講師に招かれ、「地味だけど良い政治」のタイトルで2年生約15人に講義し、懇談した。

同科目は大学教授らを招き、行政学や看護学、教育学、経済学など専門分野の授業を通じ学問への関心を育む狙い。

竹上市長は県職員、県議を経て初めての市長選で落選したと自己紹介。「選挙は現代の戦い。敗れるといろんなことがよく分かる。おごっていた自分とか、人の温かさ冷たさ。失敗は人を大きくさせるが私の持論」と述べた。

松阪を開いた戦国武将の蒲生氏郷の他、松阪出身の3人の偉人を紹介。「三井高利は現在の商売のルーツをつくったから教科書に載っている」「本居宣長は国学を究めて将軍の治世下なのに将軍より天皇の方が偉いと言った。国の始まりは帝なので。倒幕につながっていく」「松浦武四郎は全国を歩き回って北海道の名付け親。生誕200周年でPRに力を入れた」と話した。

「百年に1回、どうしてすごい人が出てくるのか。松阪は紀州藩の飛び地となり、町人が治めていた。自由な雰囲気があるから先取りできた」と解説し、「進学して県外に出て、松阪ってどんなまちと聞かれたら自慢してほしい」と呼び掛けた。