
【鈴鹿】本年度の文化庁芸術祭賞大衆芸能部門関西参加公演の部で新人賞を受賞した鈴鹿市出身の浪曲師、真山隼人さん(23)が29日、同市役所で末松則子市長を訪問。受賞を報告した。
真山さんは15歳で2代目真山一郎氏に師事、平成23年に高校1年生で全国最年少浪曲師としてデビュー。同25年に県文化新人賞を受賞し、同26年に市シティセールス特命大使として就任した。現在は浪曲親友協会、日本浪曲協会に所属する。
審査は昨年11月8日に国立文楽劇場小ホールで開催した「真山隼人独演会」の成果を評価。真山さんは「ビデオ屋の暖簾」など3席を披露し、「大いに将来性が感じられる」と新人賞に選ばれた。
来庁した真山さんは「まさか賞を頂けるとは。電話がかかってきたときは驚いた」と振り返り、「来年は入門してから10周年。より大きな会場で公演できるよう、1年かけて足固めをしていきたい」と意気込みを語った。
末松市長は「多くの市民に知ってもらえるよう活躍を応援したい」と激励した。