「玄甲舎」運営に広告企業 玉城町が選定、観光活用へ 三重

【辻村町長から賞状を受け取るアド・ライブの担当者=玉城町役場で】

【度会郡】三重県玉城町は28日、町が所有する同町田丸の邸宅・玄甲舎(町指定文化財)と、隣に建設するカフェなどが入る予定の集客施設の運営事業者に、名古屋市の広告企業「アド・ライブ」を選んだと発表した。同社は観光交流施設として両施設を一体的に運営する。

玄甲舎は弘化4年(1847)、表千家の茶人として知られた田丸城主の家老・金森得水(1786―1865)が建てた茶室兼別邸。町は平成29年度から復元や改修工事などを始め、周辺整備の一環として、カフェなどが入る公設民営の集客施設を建設する。

同社によると、集客施設の名称は72候(しちじゅうにこう・仮称)。三角屋根の木造平屋建施設(延べ床面積約百平方メートル)で、特産品の販売スペースやカフェなどが入る。住民が茶道や生け花などを楽しむ交流の場としても開放する。地元の声を反映させるため、コンテストで次点だった町内の飲食店も運営に協力するという。オープンは今秋の予定。

町は民間の経営ノウハウを生かすため、プロポーザル形式のコンテストで事業者を選定。この日、役場で表彰式があり、辻村修一町長が同社の担当者に表彰状を手渡した。

辻村町長は「歴史的な文化財の魅力を発信し、町内外の人に楽しんでもらいたい」と語った。