「建築着工統計」で抽出数誤る 三重県、政府の基幹統計で不適切調査問題で

【統計調査の手順に誤りがあったと明らかにした鈴木知事=県庁で】

政府の基幹統計で不適切な調査が長年続いていた問題で、鈴木英敬知事は25日のぶら下がり会見で、国土交通省に毎月報告する「建築着工統計」で、調査対象の抽出数を誤っていたと明らかにした。「国や県の施策に影響はない」としている。

県によると、建築開発課の担当者が抽出方法を誤って解釈した。建築主から提出される工事届から統計に抽出する対象を誤った。これにより、1月当たり四―六件を多く抽出した。少なくとも平成25年度から本年度まで調査方法を誤っていたとみられる。

「毎月勤労統計調査」の不正を受けて基幹統計を調査していた国交省が、県に調査を確認したのをきっかけに誤りが発覚。建築着工統計は基幹統計の一つで、GDP(国内総生産)の速報や日銀の景気動向などに利用される。

鈴木知事は「現在のところ影響はないと考えているが、あらためて影響を精査するよう担当課に指示した」と述べた。