
【度会郡】日本サッカー協会主催の「JFAこころのプロジェクト『夢の教室』」が25日、大紀町の七保小学校と大宮小学校であった。新体操元日本代表の坪井保菜美さん(29)が講師の夢先生を務め、児童らに夢を目指して努力することの大切さを伝えた。
平成19年から、さまざまな競技のスポーツ選手らを全国の小中学校に派遣する同教室を実施。今回は町内4小学校で行い、24日には大紀小と錦小で元プロ野球選手の立川隆史さんが夢先生を務めた。
同町打見の七保小では5年生22人が参加。体育館で坪井さんが投げた新体操のリボンをキャッチしたり、全員でゴールを目指すゲームに挑戦したりして、仲間と協力することの重要性を体感した。
教室では、5歳から新体操を始めた坪井さんが日本代表選抜団体チームの一員として、北京オリンピックに出場するまでの道のりを紹介。「何でも積極的にチャレンジし、努力することが大切。感謝の気持ちを持つことも忘れないで」とエールを送った。
最後に児童らが「プロ野球選手」「和菓子職人」などと自分の夢を発表。玉井陸斗君(11)は「野球をやっているので夢先生の話を聞いてもっと努力しようと思った」と話した。