野良猫に不妊去勢手術 南伊勢町が独自活動 自然減でトラブル軽減へ 三重

【獣医師(左)に野良猫を手渡す町職員=南伊勢町東宮で】

【度会郡】三重県の南伊勢町は24日、野良猫に不妊、去勢手術を施す「TNR活動」を始めた。野良猫の増加を防ぎ、自然減につなげ、トラブル軽減を目指す。町独自のTNR活動は珍しいという。

野良猫を巡り住民から町には、自動車に傷が付いた▽ふん尿が臭い▽鳴き声がうるさい▽庭を荒された―など苦情が後を絶たない。海が近く、漁港に魚が豊富なため、野良猫の数が多いという。

動物愛護の観点から近年は殺処分でなくTNRを進めている。町職員が同町古和浦地区で野良猫5匹を捕獲。同町東宮の西村動物病院が協力し、猫に手術した後、職員が元いた場所に猫を放した。

町は年間の手術数を約60と見込む。担当者は「子猫でないと人に懐きにくい。大きな野良猫も多いので力を入れたい」と話している。

また、県は動物愛護推進センターあすまいる(津市森町)で月に一度、各地から集められた野良猫に不妊、去勢手術を施し、毎月の手術数は60―80匹。引き取られた猫は平成24年度の20匹から、29年度は346匹に増えている。