伊勢 文化財「宇治山田駅」を守れ 防火デー前に消防訓練 三重

【文化財の駅舎で訓練をする消防隊員ら=伊勢市の近鉄宇治山田駅で】

【伊勢】文化財防火デー(26日)を前に、国の登録有形文化財に指定されている三重県伊勢市の近鉄宇治山田駅で23日、消防訓練があった。駅員と市消防署員ら約50人が参加し、防火体制を確認した。

駅構内で火災が発生したと想定。駅員が消防へ通報すると同時に、消火器や消火栓で初期消火を試み、利用客役の職員らを駅舎の外に避難誘導した。消防車両5台が到着し、消防隊員が構内の重傷者を救助して消火活動に当たった。

訓練後、大谷実駅長は「建物が文化財であり、通勤通学、観光客など多くの人が利用する駅。日頃から防火意識を高め、お客さまと駅を守りたい」と話した。

宇治山田駅は、参宮急行電鉄(現・近鉄)の終着駅として昭和6年に建設。タイルやスペイン瓦などを使ったスパニッシュ様式の建物で、平成13年に国登録有形文化財に指定された。