毎年寄席開催で協定 落語芸術協と伊勢市 三遊亭小遊三さんら出演 三重

【毎年伊勢市内で寄席形式の落語会を開くための協定を締結した落語芸術協会の桂文治理事(右)と鈴木市長=市役所で】

【伊勢】約250人の落語家でつくる落語芸術協会(東京)と三重県伊勢市は21日、協会が市内で毎年寄席形式の落語会を開くための協定を締結した。協会が同種の協定を自治体と結ぶのは全国初。初回は11月19、20日で会長代行の三遊亭小遊三(さんゆうていこゆうざ)さんらが出演する。

この日、市役所であった協定締結式には、協会理事の桂文治さん(51)や鈴木健一市長らが出席。市内の観光施設おかげ横丁で開かれる寄席に出演する文治さんは「今回の落語会も何かの縁で今から楽しみ。末永いお付き合いを願いたい」と語った。

協会によると、落語の演目には旅やお伊勢参りを扱ったものが多いといい、観光振興の一環として協会側から市に定期開催を打診した。落語の合間に手品や曲芸などの「色物」と呼ばれる演出を挟む「寄席形式」の落語会を毎年開く。

初回は、春風亭昇太さんや津市出身の春風亭昇市さん、ゲストとして上方落語の桂文我さんらも出演。笑点の大ファンという鈴木市長は締結式で「いつか落語と伊勢を結びつける機会はないかと考えていた。開催の周知などできることは何でもやっていきたい」と話した。