県民の安全に貢献へ 津地検 松本検事正が就任会見 三重

【就任会見で抱負を語る松本新検事正=津市の津地検で】

津地検の松本裕・新検事正(54)は21日、三重県津市中央の同庁舎で就任に伴う記者会見に臨み、「一つ一つの刑事事件を県警と適切、緊密に連携して事案の真相を徹底的に解明し、厳正公平に事件を解決するのが大事。県民の安全安心に貢献するために職責を全力で果たしたい」と抱負を語った。

松本検事正は自身の役割について、「真相解明に向けて事実に向き合うのが検察官の役割。熱意を持って積極的に取り組めるよう組織を動かしたい」と述べた。また犯罪被害者への対応や再犯防止の取組み、児童虐待への対応などを挙げ、「検察だけでは対応できない事柄について、自治体や児童相談所など関係機関と緊密に連携できるよう力を発揮したい」と述べた。

検察官を志した理由について、司法修習生時代に対応した容疑者とのやり取りに伴う体験談から「人から話を聞くのは難しいがやりがいがあると体感した」と述べた。印象に残っている事件については、東京地検での警視庁捜査二課担当での事件を挙げた。

三重県の印象について、家族や県出身の友人との思い出などを挙げ、「生活者として県を体験できるのは幸せ」と話した。

松本氏は兵庫県赤穂市出身で、大阪大学法学部を卒業後、司法修習生を経て平成3年4月に神戸地検検事として入庁。大阪地検検事や在ドイツ日本国大使館一等書記官、法務省大臣官房参事官、東京地検総務部長などを経て現職。