鈴鹿 光太夫がかいたロシア文字 墨書の直筆や辞書並ぶ 記念館で収蔵品展示 三重

【冬の企画展「光太夫がかいたロシア文字」=鈴鹿市若松中1丁目の大黒屋光太夫記念館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市はこのほど、同市若松中一丁目の大黒屋光太夫記念館で冬の企画展「光太夫がかいたロシア文字」を開き、光太夫とロシア語について館蔵品約30点で紹介している。3月17日まで。

大黒屋光太夫(1751―1828年)は江戸時代に漂流し、日本で初めてロシアを見て帰国した船頭。ロシアや西洋の体験者として蘭学者などに大きな影響を与えた。

72歳の時、キリル文字でイロハ48文字の音と1―11の数字を書いた直筆の墨書や、蘭学者の新年会でキリル文字を披露している様子を描いた1902年の「芝蘭堂新元会図」、光太夫が伝えたロシア語をまとめた日露辞書「魯西亜詞記」などが並ぶ。

同市文化財課は「直筆の墨書などなかなかよそでは見ることができない。美術的な面からも注目してもらえれば」と話していた。