伊勢 明野高で畜産JGAP審査 養豚で取得目指す 三重

【JGAP審査員の質問に答える生徒ら=伊勢市の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校畜産専攻の生徒らが、農産物の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証「JGAP」の取得を目指している。16日に同校で審査機関による審査があり、順調にいけば2月中に認証される見通し。豚の畜産での認証は数少なく、実現すれば、全国の高校で初となる。

畜産専攻では、校内の畜舎で常時約40頭の豚を育て、年間約80頭を食肉用に出荷している。生徒が育てた豚の肉は平成29年に「伊勢あかりのぽーく」の名でブランド化。安全性の高い豚肉の生産に向け取り組んでいる。

認証取得に向け、昨年4月から3年生4人と教員らが中心となり準備。農場管理や生産工程などに関する百項目以上の資料を作成し、GAP基準を満たすための見直しを重ねてきた。

この日の審査では、審査員が資料を確認しながら質疑応答。生産計画や薬品類の管理、防疫対策などが質問され、生徒らが答えた。畜舎の実地審査もあった。リーダーの西村亜侑さん(18)は「この日のために頑張ってきた。必ず全国で一番に取得したい」と話していた。

今回、松阪牛を育てる県立相可高校(多気町)との同時取得を目指していて、前日には相可高が審査を受けた。

GAP認証は、日本版のJGAP、国際版のグローバルGAPなどがあり、東京五輪で提供される農産物の調達条件になっている。明野高は、認証取得の教育に力を入れていて、昨年は茶でJGAP、コメでグローバルGAPの認証を取得した。