松阪 「武四郎の謎」展始まる 来館者らの質問に回答 三重

【松浦武四郎が子ども時代に練習した絵を示す山本学芸員=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】

【松阪】松浦武四郎記念館は16日、三重県松阪市小野江町の同館展示室で「武四郎の謎」展を始めた。旅の資金はどうしたか、結婚はしていたか、なぜ晩年は北海道へ行かなかったかなど来館者や講演参加者から寄せられる質問に資料を交えて答える。会期は3月17日まで。入館料は大人310円。

同所出身の武四郎は北海道の名付け親として知られる。幕末、アイヌの協力を得ながら蝦夷地を6回探検し、内陸部を含む詳細な地図と調査記録を残した。

旅の資金を稼いだ篆刻(てんこく)や、42歳で結婚した妻「とう」の写真、10歳で亡くなった娘「一志」の関東大震災で焼け残った石の位牌(いはい)、明治時代も北海道を忘れなかった証しとなる北海道図を刻んだ北野天満宮奉納神鏡背面拓本など新資料や初公開を含む約40点を出品している。

山本命主任学芸員は武四郎が描いたサハリン東岸のマグンコタン入り江のスケッチを示し、「武四郎の足跡を訪ねるツアーに参加してサハリンに行った時に見た。武四郎の絵と一緒ですね。絵が上手で10代前半に練習で描いた絵も展示している」と話していた。