畜産JGAP 相可の松阪牛専攻生 高校初の取得へ審査 三重

【畜産JGAPの審査を受ける黒い作業服の生徒ら=多気町相可の相可高校牛舎で】

【多気郡】全国の高校で初めてとなる国際安全規格「畜産JGAP」の認証取得に向け、三重県立相可高校生産経済科の松阪牛専攻生は15日、多気町相可の同校牛舎などで検査機関「エス・エム・シー」(神奈川県厚木市)の審査を受けた。

GAPは工程管理に基づく品質保証。国際規格のグローバルGAPと国内版のJGAPがある。輸出に必須で、来年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村の調達基準になっている。大手スーパーも導入を始め、県が取得を推進している。畜産JGAPは県内では瀬古食品(松阪市稲木町)が取得している。

審査員2人が訪れ、担当の専攻生3人と教員3人が対応。子牛の導入から給餌、爪切りなど全ての作業について書類審査し、牛舎で点検した。基準には「農場管理の見える化」から「敷料の管理」まで26項目あり、「人権・福祉と労務管理」「廃棄物等の管理および資源の有効利用」の審査もある。

指摘を受けた点を改善し、約1カ月後に取得予定。審査費用は16万円。取得後も毎年審査があり、初回だけ国から15万円の補助が出る。

岡橋卓朗教諭は「牛舎に入るルールが外でなく中に貼ってあって意味がない、薬品の置き方が乱雑などチェックはすごく基本的なこと。畜産業界の見本になれば」と話していた。

伊勢市小俣町明野の県立明野高校の生産科学科畜産専攻生との合同審査で、同校は16日に審査を受ける。