
【伊勢】三重県伊勢市の成人式が13日、同市岩渕のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢であった。新成人1238人のうち1042人が振り袖や羽織はかま、スーツ姿で出席した。
「平成最後の新成人~これからも歩み続ける 未来に向かって~」をテーマに、新成人でつくる実行委員会の26人が企画運営を担当。昨年8月から準備を進め、式典に臨んだ。
鈴木健一市長は「これからの人生の中でさまざまな事があると思うがここにいる仲間を大事にし、ここに来ていない友達の事を思いやりながら今後の人生を育んでもらいたい」とエールを送った。
新成人を代表して、奥山真由さん(20)と柴田京香さん(20)が誓いの言葉を述べた。実行委員長の湊裕大さん(19)=皇學館大2年=は「仲間の絆や支えてくれる方々へのご恩を忘れず、これからも明るい未来に向かって力強く歩いていきましょう」と呼びかけた。
皇學館大学よさこい部「雅」が勇壮な演舞で新たな門出を祝ったほか、中学時代の思い出を振り返るスライドショーもあった。
京都女子大2年の足名笙花さん(19)は「中学時代は不登校だったが高校でいい先生や仲間に出会い、今の自分がある。将来は不登校の子どもの支援ができる先生になりたい」と話した。