大漁願う「船だんじり」 紀北町の長島神社、カツオ一本釣り再現 三重

【カツオの一本釣りを再現しながら町内を練る山車=紀北町長島で】

【北牟婁郡】長島神社(紀北町長島)の例大祭で、大漁と海上安全を祈願する「船だんじり」(三重外湾漁協紀州支所主催)が12日、同町長島であった。カツオの一本釣り漁船を再現した山車が同地区を練り、大勢の町民でにぎわった。

祭りは江戸時代中期から続くとされる。道中では長島自治会の女性や子どもら約300人が「長島音頭」や「ソーラン節」を踊り、祭りに花を添えた。

のぼりを立てた山車には漁協関係者6人と小中学生21人が乗り込み、一本釣りを再現。子どもたちは「チョーイサー」の掛け声とともにカツオの縫いぐるみが先端についた紅白の釣りざおを振った。

山車は長島港から長島神社までの約1キロを町民らがロープで引き、約1時間かけて進んだ。見物客らはエサに見立てたあめ玉が投げられると競い合うように拾い集め、子どもたちが演じる一本釣りに大きな声援を送っていた。

山車の船頭役を務めた大倉浩之さん(53)は「心配していた雨も上がり、大勢の見物客が集まってくれた。子どもたちも元気いっぱいに声を出してくれてよかった」と話した。