巨大やぐらの火柱豪快 四日市「東富田どんど祭り」 安全豊漁、無病息災願う 三重

【高く燃え上がるどんどの火柱=四日市市東富田町の西広場で】

【四日市】一年の海の安全と豊漁、無病息災を祈願して15基の巨大なやぐらとともにしめ飾りなどを燃やす、四日市市東富田地区の伝統神事「東富田どんど祭り」が12日夜、同市東富田町の西広場であった。同地区自治会主催。

南1番基から北15番基まで、約1キロにわたって並べたやぐらは、高さ約8メートル、直径約5メートル。松の木を芯に、モウソウチク15本で円すい形に組み上げ、稲ワラ約百束をつるしている。

午後6時を合図に祭礼委員らがお神酒で清め、中央から南北に向かって順に点火。やぐらは竹のはぜる音を響かせ、火の粉をまき散らしながら一気に燃え上がった。見物客や地域住民らが遠巻きにして見守り、針金に吊るした鏡餅をおき火で焼いて無病息災を願っていた。

東富田地区連合自治会の渡辺文一会長(70)は「年々、稲ワラの調達が困難になってきているが、伝統に培われた地域の絆を何とか守っていきたい」と話していた。