
【四日市】正月休みが明けた5日、四日市、鈴鹿、桑名の各市など北勢地域の食を支える北勢地方卸売市場(四日市市河原田町、石丸敬士社長)に威勢のよい初競りの声が響き、活気が戻った。
各地からの生鮮物の前では競り人の掛け声が響き、仲買人らが次々と競り落としていた。
水産物棟ではタイ、マグロ、ブリなど約32トン、青果棟ではハクサイ、キャベツ、イチゴなど約176トンが取引された。
四日市魚市場の前田愛一郎常務(65)は「まだ産地が動いていないので養殖のブリやマグロの水揚げが中心だった。明るい兆しが見えない状況だが、鮮魚の販路拡大を目指したい」と話していた。