「野原大神楽」勇壮に舞う 大紀町の無形文化財 三重

【勇壮に舞う野原大神楽保存会の会員ら=大紀町野原で】

【度会郡】三重県度会郡大紀町野原の生活改善センターで2日、同町の無形文化財「野原大神楽」が披露された。

野原大神楽は、伊勢神宮の雅楽を源流とする四日市阿倉川神楽を受け継ぎ、今から220年ほど前に始まったとされる。昭和48年に地元の青年が中心となり、保存会を結成。現在は20―70代の会員35人が伝統を継承し、町の行事への出演や福祉施設の慰問などを行っている。

1日から、獅子舞が地区内全戸を回って無病息災を祈願する門舞(かどまい)があり、2日には8演目を披露する寄舞(よせまい)があった。

会員らは笛や太鼓の音色に合わせ、1年のおはらいを意味する「神来舞」(しんぐるまい)や、獅子と人間がまりを取り合う姿を面白おかしく演じる「玉獅子」などを勇壮に舞った。

山下春巳会長(64)は「後継者が少なく保存会の継続は難しいが、日々努力して残していきたい」と話していた。