熊野 新姫をリキュールに 「紀州の一雫」販売 三重

【「紀州の一雫」をPRする倉本さん(左)と加藤さん=熊野市役所で】

【熊野】三重県の熊野市ふるさと振興公社と造り酒屋「吉村秀雄商店」(和歌山県岩出市)、飲料水などの卸売会社「Yアルコ」(同県新宮市)はこのほど、熊野市原産の香酸かんきつ「新姫」を使ったリキュール「紀州の一雫(ひとしずく)」を共同開発し、販売を始めた。720ミリリットルで税別1600円。

新姫は約30年前に同市新鹿町で偶然発見された。ほどよい酸味と爽やかな香りが特徴だ。市内の26軒の生産者が栽培し、今季は約24トンを収穫した。

公社が「新姫の爽やかな香りをお酒で生かせないか」と提案し、女性向けに商品を企画。今年7月から開発を始めた。

吉村秀雄商店の日本酒に新姫の果汁を加え、まろやかな口当たりに仕上げた。アルコール度数は10%。

道の駅「熊野・板屋九郎兵衛の里」(熊野市紀和町)などで販売し、今後は伊勢市や松阪市でも売り出す。

公社事務局長の倉本卓始さん(60)は「新姫の名が広がってくれればうれしい」と述べ、Yアルコ代表取締役の加藤隆義さん(67)は「ロックやソーダ水で割って飲んでもらいたい」とPRしている。