三重県知事 今年の一字に「生」 インハイ県内開催活躍で

【定例記者会見で「今年の1字」を掲げる鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は26日、今年最後の記者会見に臨んだ。印象的だったこととして、全国高校総体(インターハイ)の県内開催や相次ぐ不祥事などの7点を挙げて「明るい話題もあったが、反省をして次につなげていかなければならないこともあった」などと振り返った。また、インターハイで高校生が「生き生きと活躍した」ことなどを踏まえて「今年の一字」には「生」を選んだ。

鈴木知事は会見で、印象的だったことに、インターハイの県内開催▽スポーツの成果▽観光の新たな可能性▽企業立地の進展▽相次ぐ災害▽共生社会への課題▽相次ぐ不祥事や不適切な事務処理―を挙げた。

インターハイについては「皇太子殿下にお越しいただき、沿道では約10万人に歓迎いただいた」とした上で「平成で過去最高となる52の賞を得て、9千人の高校生に手伝ってもらった」と振り返った。

「スポーツの成果」では、三重とこわか国体の正式決定や東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致、過去最高となった子どもの体力調査、鈴鹿アンリミテッドのJFL進出などを挙げた。

「観光の新たな可能性」では外国クルーズ客船の県内初寄港、「企業立地の進展」では東芝メモリ四日市工場の新棟完成、「相次ぐ災害」では台風による大規模な停電やブロック塀の対策などを振り返った。

一方で「共生社会への課題」として、障害者雇用率の算定誤りや亀山市のシャープ亀山工場で働く外国人労働者らが雇い止めをされた問題に言及。「共生社会への課題を投げかける案件が多かった」と述べた。

今年の一字に「生」を選んだ理由については「高校生が生き生きと活躍したことが一番大きい。生命の危機を感じる災害が頻発したことや、松浦武四郎生誕200年、共生社会への課題も含めている」と語った。