松阪市 カリヨンビル、指定管理に 検討委が市長に答申 三重

【竹上市長(左)に答申する村林委員長(中央)=松阪市役所で】

【松阪】三重県の松阪街づくり公社から松阪市が購入した同市日野町の複合施設「カリヨンビル」の管理運営方法について、有識者でつくる検討委員会(7人)の村林守委員長らは25日、市役所で竹上真人市長に答申した。指定管理者制度を採用し、募集では中心市街地活性化策を求めるよう提案した。

ビルは鉄骨造り3階て延べ床面積1711平方メートルで立体駐車場を備える。市産業支援センターや県産業支援センターサテライト、市民活動センター、飲食店などが入居している。

同公社が県から借り入れた中小企業高度化資金約11億円で土地を取得、建物を建設して平成5年に開業。29年10月に返済条件の軽減を求め、調停が成立し、市が1億6891万円で購入した。

答申では「単年度の収入が支出を上回っていることから、指定管理料は0円とし、売り上げに応じるなどの納付金を納入させる」と提起。

応募条件として、「中心市街地の活性化や、地域の課題に協力して取り組めるよう、どのようにネットワークを構築し総合的にコーディネートできるか」「『松阪の一夜』の舞台である新上屋跡や参宮街道と和歌山街道の交差点に近い立地面を観光資源としてどのように活用するか」など4点を挙げている。

村林委員長は「単なるビルメンテナンスでなく、まちづくりに意欲のある人に引き受けていただければ」と話した。

竹上市長は「直営か指定管理か迷っていた。市の役割を果たせる方針を示してもらいありがたい」と感謝した。