玉城町 地域の課題や魅力再発見 TMK中間報告、皇大生が活動成果発表 三重

【辻村町長(前列中央)らにワークショップの成果やアプリのベストデザイン賞受賞を報告したTMKミライデザインプロジェクトのメンバーら=玉城町役場で】

【度会郡】三重県度会郡玉城町内4小学校区の中で、人口減少や少子高齢化が進む下外城田(しもときだ)地区の現状を把握し、課題解決を検討する「TMKミライデザインプロジェクト」の中間報告会が21日、玉城町役場であり、関係者ら17人が参加した。

同プロジェクトは、町と皇學館大学、鳥羽商船高等専門学校、NPO法人Mブリッジ(松阪市)、聖隷クリストファー大学(浜松市)、合同会社人・まち・住まい研究所(神戸市)が連携。自分らの住む地域の現状を知ってもらい、定住やUターン促進、郷土愛醸成につなげる目的で本年度から活動している。

この日は辻村修一町長らを前に、皇大の学生がモデル地域となった岩出区と宮古区で開いた3つのワークショップの成果を報告。子どもらと一緒に作った地形模型上に、地域にまつわる思い出の場所などを探して印を付けた後、その場所をたどる町歩きを行い、地域の課題や魅力が再発見できたと話した。

同校制御情報工学科の生徒らは、プロジェクトの一環として開発し、ワークショップで活用したWEBアプリ「まち知るクエスト」について説明。参加者らが実際にアプリを体験した。

町のアンケート情報などを基に作成した会話をユーザー自身が地図上のキャラクターから聞いて回ることにより、地域の現状の見える化を実現したことや、開発したアプリが本年度のパソコン甲子園モバイル部門で「ベストデザイン賞」を受賞したことも報告した。

辻村町長は「町としても力を入れ、施策推進の参考にしたい」と総評。皇大教育開発センターの池山敦助教は「次年度は地域を変えてプロジェクトを継続していく予定。2年目の地域の支援も充実させたい」と話していた。

来年2月23日には、住民らを対象に活動内容の説明や意見交換を行う報告会を開催する。