出前講座見直しや定数増 三重県議会の10大ニュース

三重県の前田剛志県議会議長は21日の定例記者会見で、今年の「10大ニュース」を発表した。県議が出前講座で生徒らを前に議員定数を巡って一方的な発言をした問題を受けた出前講座の見直しや、議員定数を45から51に増やす条例の可決などが入った。

「10大ニュース」は県議会への関心を高めてもらうことなどを目的に、平成19年から実施している。正副議長が1年間で話題となった県議会の取り組みなどを候補として抽出。11月22日―今月6日まで実施した県民投票を踏まえて10項目を選んだ。

前田議長は会見で「今年は激動の1年だった」と振り返った上で「議論を円滑に進められるよう努めてきた」と説明。議員定数に関する第三者機関の設置は「なかなか理解いただけなかった」としつつも「議会経費の削減は合意が図られてきた」と評価した。

前野和美副議長は「議会改革が後退しているとは思っていない」としつつも「執行部と対峙(たいじ)するような政策課題を作れなかったことが、少し後退しているというイメージにつながっているのではと思う。議会改革を推進できる議会を作りたい」と述べた。

「10大ニュース」は次の通り。

みえ高校生県議会の開催▽議会中継への手話通訳導入▽出前講座の実施要領見直し▽障がいの有無にかかわらず誰もが共に暮らしやすい県づくり条例の制定▽議会基本条例の改正▽緊急事態への対応に関する検討会の設置▽議員定数を45から51に増やす条例の可決▽政務活動費の削減▽議会経費削減の検討プロジェクト会議を設置▽議員定数を45に戻す条例の否決。