生徒デザインの制服に 明野高校、来春から一新

【伊勢】三重県立明野高校の制服が、来春の入学生から一新。新制服のデザインは、生徒有志が手掛けた。生徒らは「地域に愛される制服を目指した。制服に込めたたくさんの思いを後輩たちに届けたい」と話している。

生活教養科デザインコースの2、3年生12人が、6月にプロジェクトを発足。学生制服大手のトンボ(岡山市)と連携し、制服について学び、工場も見学した。放課後や夏休みを利用し、見た目や機能性など検討を重ね、デザイン3案を考案。試作し、全校生徒約580人や教員、オープンキャンパスに訪れた中学生、保護者らに人気投票のアンケートを実施したが決まらず、3案の好評だった部分を総合して、最終デザインを決めた。

新制服は、男女ともブラウンのブレザーを着用。胸には校名の入ったエンブレムが付く。スカートは、伊勢神宮の社殿をイメージしたベージュ色を基調に、スクールカラーの緑色などを配したチェック柄で、機能性とデザイン性を考え、ひだの形にこだわった。スラックスは、緑色をベースにしたチェック柄。襟元は、色柄の違うリボンやネクタイの4種類から選ぶ。

現行は、紺とグレーが基調の制服で、平成6年から採用。これまで部分的な変更はあったが、来年の創立140周年と平成の終わりの節目に合わせ、24年ぶりに一新する。生徒が一からデザインを手掛ける試みは県で初めてという。

同校で21日、新制服が全校生徒にお披露目された。プロジェクトのリーダーで3年の外山菜月さん(18)は「学校の伝統や伊勢のイメージを大切にした。愛着ある制服を変えたくないとの意見もあったが、この制服でよかったと思ってもらえたらうれしい」と話した。