志摩マリンランド 希少な珍魚「クサアジ」 30年ぶり入館、初展示 三重

【30年ぶりに入館し、初めて展示されたクサアジ=志摩市阿児町神明の志摩マリンランドで(同館提供)】

【志摩】三重県志摩市阿児町神明の水族館「志摩マリンランド」で、志摩町片田で捕獲された希少な珍魚「クサアジ」の展示が始まっている。同館への入館は30年ぶりとなり、展示は今回が初めて。

クサアジはアジの仲間ではなくアカマンボウ目に属し、リュウグウノツカイなどの仲間。体高が高く左右に平たい側扁した体型を持ち、大きなヒレとしま模様が特徴。海底付近に生息する。

生きたまま捕獲されることが少なく、県内での捕獲は5例目。国内での飼育例も少ないため、同館は「今後はエサや水温、遊泳行動など貴重な知見が得られる」と期待している。

今回の個体は体長約17センチで、定置網にかかり同館に持ち込まれた。現在はアミエビの仲間のイサザアミなどを食べ、大きなヒレを広げて水槽内を優雅に泳いでいる。

魚類担当の飼育員、安部瑞貴さん(25)は「今のところ、クサアジを生きたまま飼育しているのは志摩マリンランドだけだと思うので元気に泳ぐ姿を見てもらいたい」と話していた。