
【尾鷲】三重県立尾鷲高校(尾鷲市古戸野町)美術部員10人と書道部員7人が21日、来年の干支(えと)の「亥」にちなんだ大絵馬を尾鷲神社(同市北浦町、加藤守朗宮司)に奉納した。
同神社が同校に依頼したことがきっかけで、今年で12年目になる。
美術部員は、神社から提供を受けたデザインを参考に縦91センチ、横135センチの板に、天に向かって駆け上がるイノシシや打ち出の小づち、梅などをペンキを使って3週間ほどかけて描き、書道部員が隷書体で「尾鷲高校」、行書体で「開運」などの文字を書き入れた。
美術部の2年濵中由貴部長(17)は「ムラがないように気をつけて色を塗った。今年は災害が多かったので来年は良い年になってほしい」と話し、書道部の2年濵口莉子部長(17)は「絵馬の雰囲気に合うような書体で書いた。多くの参拝客に見てもらいたい」と語った。
大絵馬は来年2月の「ヤーヤ祭り」が終わるまで拝殿横に飾り、これまで制作された11枚の絵馬は今月23日から1月下旬まで境内の弓場に飾るという。