伊勢 「宮川の桜守ろう」 クラウドファンディングで樹勢回復費用募る 三重

【9月の台風21号で被害に遭った宮川堤の桜】

【伊勢】日本さくら名所百選の一つで県名勝に指定されている三重県伊勢市の「宮川堤の桜」を守ろうと、市がクラウドファンディングで桜の樹勢回復費用を募っている。ふるさと納税専用サイト「ふるさとチョイス」と小俣総合支所の文化振興課の窓口で寄付を受け付ける。

宮川堤には約1キロに600本の桜が植わり、3月下旬から4月上旬に掛け、多くの花見客でにぎわう。大半は樹齢7、80年のソメイヨシノ。老木のため枯死や虫害、病気のリスクが高まり、今年の台風で百本以上の桜が倒木や枝折れの被害に遭った。河川法の規制で新たな植樹はできない。

市が予算化する桜の維持管理費は例年約150万円。近年は相次ぐ台風被害で枝や倒木の撤去に予算を使い切ってしまい、病気治療や樹勢回復まで手が回らなかったため、クラウドファンディングを試みる。ソメイヨシノの寿命は百年ほどとされるが、新芽を適切に管理すれば半永久的に育つという。

目標金額は138万円。1口5千円からで受付期間は来年3月10日まで。市は寄付者に桜のポストカード1枚と布製のしおり1枚を贈る。

また、クラウドファンディングとは別に桜の維持管理費として約140万円を新年度に計上する方針。例年の倍の資金で桜の再生に取り組む。問い合わせは市教委文化振興課=電話0596(22)7884=へ。