<冬の主役>弓道・男女団体 鈴鹿高専、無欲の勝利を

【鈴鹿高専】

■男子団体・鈴鹿高専
11月4日の県高校新人弓道大会で優勝すると1週間後の決勝大会も制して全国選抜出場を決めた。選手らは全国大会は当然のこと東海大会に出場したこともなかった。決勝大会全5試合中、2度の皆中でチームを引っ張った猪飼倭土も「行けるところまで行きたいとは思ったが全国までとは」

情報技術や工業化学、バイオテクノロジーなど幅広い分野の技術者育成を目指す国立の工業専門学校。5年制で約1000人が在籍する。弓道部も5学年で練習を行い、活気あふれる練習環境で力をつけた。全国大会メンバー中唯一の1年生、原田遼愛は「部活後も自主練習する意識の高い先輩が多い。日々刺激を受けている」。

初めての全国大会の目標は予選突破。県予選同様、無欲で勝ち上がりたい。「皆当てに行くと気負っていなかった。いつも通り引いていたら自然に勝てた」と県大会を振り返る藤田敬太郎。今井桂太も「1つ1つの試合をこなしていきたい」と自然体を貫く。

■女子団体・四日市メリノール学院
1963年に四日市市内でカトリック系女子校として開校した。1年後に中学校も併設。中高一貫校のメリットを生かして、近年、女子ラグビーなどスポーツの分野でも頭角を現している。弓道でも中学から競技に親しむ生徒を中心に好成績を残してきた。今年夏には3年生の齋木玲那さんがインターハイ女子個人で全国準優勝した。

新チームもけん引役は中学時代からの経験者。県予選は中学時代に全国大会を経験した渡辺詩菜、山口寧音、伊藤智咲の3選手を中心に2大会とも5戦全勝。高校選抜決勝大会から2週間後の東海大会ではベスト4に進出した。

未経験者の成長もチームを勢いづける。高校から弓道を始め全国大会の登録メンバー入りした橋本早紀は仲間らのアドバイスで実力を伸ばしたと感謝する。選抜の目標は入賞。国体の強化指定選手にも選ばれている渡辺は「お世話になった三重の先生方のためにも結果を出したい」と意気込む。