紀伊大水害を忘れないで 桑名北高で防災講演会 三重

【写真を示しながら説明する坂田教頭=桑名市下深谷部の桑名北高校で】

【桑名】三重県桑名市下深谷部の桑名北高校で19日、防災について学ぶ学習会があり、7年前の紀伊半島大水害を経験した同校の坂田広峰教頭が講演した。全校生徒661人と地域住民も訪れ、耳を傾けた。

当時、熊野市の木本高校に勤務していた坂田教頭は、学校近くの教員住宅に住んでいた。災害時は浸水した校内で、宿直の職員と2人で水害の恐ろしさを目の当たりにした。

坂田教頭は、学校の隣を流れる川が濁流と化す様子を撮影した動画や写真をスクリーンに映しながら、学校や周辺が受けた被害の状況を詳しく説明した。道路が冠水し、側溝との境界が分からなくなった写真を示して、「長い棒をつえがわりにして歩くといい」とアドバイス。

最後に「紀伊半島大水害を風化させてはいけない。今日の話しを、家族の人にも伝えてほしい」と呼び掛けていた。