中電 尾鷲三田火力が廃止 稼働54年、歴史に幕 三重

【尾鷲】中部電力は19日、三重県尾鷲市国市松泉町の尾鷲三田火力発電所の1、3号機を廃止したと発表した。稼働から54年の歴史に幕を下ろした。

尾鷲火力は39年に1、2号機、62年に3号機が運転を開始。新鋭火力の登場などから2号機は平成16年に廃止し、1号機は20年、3号機は今年4月から長期計画停止中だった。

同社によると、同日、発電所の制御用の電源とケーブルなどを切断し、配電できないようにする作業を行った。来年5月以降に重機を使った撤去工事を予定している。

跡地利用については、今年8月に市と中電、尾鷲商議所の3者で発電所の用地活用に関する協議会「おわせSEAモデル協議会」を設立しており、作成したグランドデザイン(全体構想)を本年度中に発表する。

跡地利用を巡っては、木質バイオマス発電所や東紀州5市町で整備を進める広域ごみ処理施設の建設候補予定地として検討されている。

廃止発表を受けて加藤千速市長は「今後の跡地活用事業が加速することを期待している」と述べた。