三重県議会 旅費1泊1000―2300円削減 あす改正案提出

【旅費の削減について報告を受ける全員協議会=三重県議会議事堂で】

三重県議会の議会経費削減に関する検討プロジェクト会議(下野幸助座長、10人)は18日の全員協議会で、議員に支払う旅費の削減案を示した。宿泊費を1泊当たり千円―2300円の範囲で削減することなどを提案。20日の本会議に条例改正案を提出する方針。

削減案は、1泊当たり1万6500円を支払っている宿泊料を、都市部で1万5500円、地方で1万4200円にそれぞれ減額する。視察先でのタクシー代や駐車場代などの公務雑費は1日当たり3千円を支払っているが、実費精算に切り替える。

このほか、自家用車で移動する場合に支払われている車賃についても、これまでの1キロメートル当たり30円から23円に減額することを提案。議会事務局によると、今回の削減案が適用されれば、年間で約200万円の議会経費削減につながるという。

プロジェクト会議は議会経費の削減を目指す前田剛志議長の意向を受けて、7月に発足。4回の議論を経て削減案をまとめた。宿泊費は、県が9月の本会議に提案した知事と副知事の旅費と同じ。適用の時期も同じく来年1月1日からと定めている。

宿泊費は4つの少数会派が実費精算への切り替を求めていたが、最大会派の新政みえ(18人)や第2会派の自民党県議団(13人)などは「県の特別職に合わせて定額とすべき」などと主張。最終的には定額を維持する正副座長案が提案された。

また、プロジェクト会議は全員協議会で、議員個人や会派の視察などで政務活動費(政活費)から支払われている旅費の減額も提案した。政務活動費からの旅費については条例改正を経ずに、ガイドラインの改定で対応する。来年5月から適用する方針。

一方、プロジェクト会議は議員報酬と政活費の削減も検討している。正副座長案は議員報酬を1割減、政活費の会派分を3割減とする。年間で約1億1100万円の削減につながる見通し。改選後の来年5月から適用する方針で、年度内の条例改正を目指している。