
東海社会人サッカーリーグ1部のFC伊勢志摩は15日、三重県伊勢市内でシーズン報告会を開いた。今月から理事長に就任した元日本代表の小倉隆史氏は、スポンサー企業の関係者やサポーターら約150人の前で「(チームを)Jリーグに上げる決意で頑張る。皆さんと同じ夢を追いかけたい」と変わらぬ支援を呼びかけた。
今季の成績は東海社会人リーグ1部4位。アマチュア最高峰リーグのJFL昇格チームを決める全国地域チャンピオンズリーグに進むことはできなかった。
金守智哉監督は「応援に対して申し訳なく思っている。チームは再スタートしており鍛え直して来年に臨む」と巻き返しを誓った。
小倉理事長と、前理事長で、J2の京都サンガFCの監督就任が決まった中田一三氏のトークイベントもあった。ともに四日市中央工高サッカー部OBで、高校時代の思い出や、サッカー少年へのアドバイスなどで盛り上がった。
FC伊勢志摩を創設し、理事長退任後もクラブアドバイザーとして籍を置く中田氏は、来年の目標について「(京都の監督として)目の前の試合にすべて勝つこと」と述べ、「互いに刺激しあい、さらなる成功につなげたい」と話していた。