津出身・中川さんに助成金 明治安田厚生事業団、脊髄損傷患者救う研究評価

【中熊理事長(左)から目録を受け取る中川さん(右)=都内で】

明治安田厚生事業団(中熊一仁理事長)は14日、東京都港区のザ・ストリングス表参道で「第35回若手研究者のための健康科学研究助成」の贈呈式を開き、三重県津市出身の日本学術振興会海外特別研究員で、トロントリハビリテーション研究所(カナダ)の中川剣人さんに助成金50万円を贈った。「筋腹刺激を用いた連合性ペア刺激による脊髄運動ニューロン修飾の試み」という研究テーマが評価された。

助成は、同事業団の設立20周年を記念して、健康科学の発展を願い実施。本年度は161件の応募があり、21人の若手研究者に、計1460万円を助成した。

中川さんの研究は、脊髄を損傷した患者の運動機能回復のため、脊髄神経回路の働きを高めるリハビリの新手法提案を目指して実証実験をする。

贈呈式で、中熊理事長は「選ばれた研究テーマは健康づくりに寄与する重要な研究ばかり。申請された研究計画を進めてもらいたい」とあいさつ。

選考委員長の福永哲夫鹿屋体育大学名誉教授は「この助成は若手というキーワードがある。審査する側も斬新でユニークな研究テーマを楽しみにしている。選考にあたっては、応募者のプロフィルは伏せて、内容のみで審査をしている」と述べた。

中川さんは「評価してもらいありがたい」と感謝し「患者さんの回復に寄与できるよう、妥協することなく進めていきたい」と話した。