第4トンネルの南部着工 熊野尾鷲道路、知事くわ入れ安全願う 三重

【着工式でくわ入れする関係者ら=尾鷲市南浦で】

【尾鷲】三重県尾鷲市と熊野市を結ぶ自動車専用道路「熊野尾鷲道路」(全延長24キロ)の2期工事区間(延長5・4キロ)で、最長の尾鷲第4トンネル(約2・5キロ)のうち、熊野側の南部工事の安全と早期完成を祈願する着工式が15日、尾鷲市南浦であった。

2期工事区間は、近畿自動車道紀勢線尾鷲北インターチェンジ(IC)と熊野尾鷲道路(1期)の尾鷲南ICを結ぶ。平成24年に事業化され、総事業費は約260億円。完成時期は未定。観光、物流など産業振興や救急医療、防災などで効果が期待される。

トンネルは4カ所あり、延長計3・8キロで約7割を占める。第4トンネルの2・5キロのうち、北部は今年8月に約1・5キロの掘削工事が終わった。

着工式には鈴木英敬知事や三ツ矢憲生衆院議員、加藤千速尾鷲市長ら東紀州5市町の首長や県議、工事関係者ら90人が出席した。

国土交通省中部地方整備局の勢田昌功局長は「紀勢自動車道とつながることで地域の生活基盤を支える命の道となる。一日でも早く完成するよう取り組みたい」とあいさつ。

鈴木知事は「熊野尾鷲道路2期は知事になって初めて新規事業化になり、思い入れのある場所。県としても未事業化区間の新規事業化も含めて活動を活発化している」と述べた。

加藤市長は「全線開通すれば東紀州地域と関西、中京圏との距離が短縮され、交通アクセスが向上する。道路を最大限活用し、集客交流や定住移住、地域産業の活性化につなげたい」と語った。

その後関係者がくわ入れし、工事の安全と早期完成を祈願した。