移住夫婦が尾鷲で食堂経営へ 押川さん夫妻「気軽に集える場所に」・三重

【尾鷲】大阪府茨木市から三重県尾鷲市賀田町に移住した押川寿寛さん(65)と康恵さん(48)夫妻が、同市のJR紀勢本線賀田駅の近くに料理店「賀田食堂」を開く。14日から16日までの3日間のプレオープンを経て、来年1月から本格的に開業する。

2人は高齢の犬を5匹飼っており「静かな場所でのびのびと暮らしてほしい」という思いから、市の空き家バンクで移住先を探した。大阪と同市を何度も往復する中で、美しい自然や住民の温かさを気に入り、寿寛さんの定年退職を機に2年前に移住した。

地域に貢献したいという気持ちから「近くにコンビニがなく、お年寄りが多い地域なので初めは弁当販売を考えていた」と話す。そんな中、閉店した料理店「巧」の所有者に「地域の人のために使ってもらえたら」と言われ、空き店舗を賃借。寿寛さんと康恵さんが食に携わる仕事に就いていた経験から、食堂を開くことを決めた。

モーニングのメニューは、サラダ、ゆで卵、コーヒーが付くトーストセット(450円)やカツサンドなど。昼メニューはハンバーグなどを日替わりで提供する。座席数はテーブルと座敷の24席。

寿寛さんは「住民が気軽に集える場所にしていきたい」と話している。

プレオープンの営業時間は午前9時―午後8時。