紀北町 環境保全条例案で意見公募 土砂搬入で規制 三重

 

【北牟婁郡】三重県紀北町は11日、町民の健康を保護し、安全な生活環境を確保することを目的とした「紀北町生活環境の保全に関する条例(案)」を議会に示した。町は、14日からパブリックコメント(意見公募)を募集し、来年8月1日の施行を目指して3月定例会で条例案を提出する方針。

これまで土地開発事業者が県内外から土砂を搬入する場合、町に書類を届ける必要がなかった。条例案では、発生元が特定でき、環境基準内の土砂であることを証明する書類を提出することや、町が土壌の安全性の確認を求めた場合は、町が立ち会いのもと土を採取し、検体を提出する必要があると明記した。

このほか、土地の埋め立てなどの構造基準として、のり面の勾配を30度以下にすることや、傾斜地で施工する場合は、地盤の斜面に段切りなどの措置を講ずること―などを盛り込んだ。指導に従わない場合の罰則は今後検討していくという。

町内には県内外から建設残土が運ばれており、紀勢自動車道紀伊長島インターチェンジ付近の田山坂、三浦地区など8カ所ある。住民らから土砂崩れなどを心配する声が上がっている。

条例案は町のホームページ、町役場本庁舎、海山総合支所(同町相賀)で閲覧できる。パブリックコメントの締め切りは1月22日。メール、ファクスなどで受け付ける。

問い合わせは町環境管理課=電話0597(46)3121=へ。