
三重県四日市市菅原町の県立四日市中央工業高校は10日、サッカー部主将で3年生の山本龍平選手(18)=四日市市出身、DF=の松本山雅FC(長野県)入団内定会見を開いた。
身長172センチのレフティー。スピードと身体能力の高さを発揮して、守備と攻撃の両方を担当する左ウイングバックでの出場を目指す。同チームは今年J2で優勝し、来季のJ1昇格を決めており「1日でも早く試合に出たい。J1で試合を出来る喜びをかみしめてプレーしたい」と目を輝かせていた。
高校3年間で、FWからDFまで複数のポジションをこなした対応力も強み。今年は守備の要のセンターバックを務めて、同校を3年ぶり33回目の全国高校選手権に導いた。
会見には四中工サッカー部の樋口士郎監督、松本山雅の江原俊行チーム統括本部スカウトも同席した。「名門校で1年から試合に出ている」と同選手を高1からマークしていた江原スカウトは「(今年春の)練習参加でもプロのスピード、フィジカルコンタクトに適応できていた。プロ1年目からポジション争いをして欲しい」と期待を示した。