「常識疑い、自分の頭で考えて」 伊勢新聞社長が講演 四日市商議所で市民講座 三重

【小林社長(左)の講演を聞く参加者ら=四日市市諏訪町の四日市商議所で】

【四日市】四日市市のNPO四日市案内人協会(光用敬一代表)は9日、同市諏訪町の四日市商議所で「第8回市民講座」を開き、伊勢新聞社の小林千三社長が講師となり「郷土の『伊勢新聞』だから知っている?」を演題に、情報の見方や向き合い方などについて話した。

小林社長は大陸移動説などを例に挙げ「現在正しいとされていることも、後世でほとんど間違いだったと気づく」と指摘。経験談を交えながら「インターネットや図書館の文献に頼るのではなく、世間の常識を疑い、本当に正しいもの見つめる目は自分の頭で考えて養う必要がある」と語った。

小中高時代を四日市市で過ごした小林社長は、岡田元也氏と克也氏について「当時は岡田屋の店の2階で寝泊まりしていた」などと振り返ったほか、今後の市の発展について四日市港と港湾施設の骨組みの維持、商業都市四日市の二輪構造の推進に期待を込め、「若い人たちに奮起してもらうと四日市はいい都会になる」と締めくくった。

会場には市民を中心とした約百人が参加。熱心にメモをとっていた参加者の一人、医師の藤田典己さん=同市鵜の森=は「話に説得力があり、表面的なものではなくその奥にある事実、自分の頭で考えることの大切さなど、ものの見方を教えてもらった」と話していた。