新しい薬膳向け取り組み 鈴鹿医科大で学術総会 機能性食品を活用 三重

【健美和膳について解説する髙木代表理事=鈴鹿市南玉垣町の鈴鹿医療科学大学白子キャンパスで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市南玉垣町の鈴鹿医療科学大学白子キャンパスで1―2日、日本薬膳学会(代表理事・髙木久代同大学保健衛生学部教授)の第5回学術総会があり、「機能性のある食材を活用した新しい薬膳『健美和膳』」をテーマに、講演会や薬膳弁当の昼食などで、参加した市民ら約450人が薬膳についての知識を深めた。

同学会は同大学教員を中心に「東洋医学と西洋医学を融合した新しい薬膳」に向けた取り組みを進める。同大学に事務局を置き、学術総会は今年で5回目。

2日は市民公開講座もあり、温泉医学や自然療法の第一人者で北海道大学の阿岸祐幸名誉教授が「温泉の効用と現代的活用」について、イタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフで鈴鹿医療科学大学客員教授の奥田政行同学会顧問が「レシピの裏側の見方と美味(おい)しく機能性食品を味わう味の方程式」について、それぞれ話した。

薬膳弁当「冬の健美和膳」は寒さに備える、血行不良を補うなどの効果をもつ食材を使った9品。参加者らは弁当を食べながら、髙木代表理事が「薬膳は食材の特性を生かしながら、体質や季節などで食材を選び、足りない物を補う食事」などと解説した。

メモを取りながら熱心に話を聞いていた参加者の1人、主婦の酒井公子さん(63)=同市野辺=は「参考になる話が聞けた。今後の食生活に生かしていきたい」と話していた。