3被告に懲役2年罰金50万円求刑 コンクリ片など大量不法投棄 津地裁で初公判 三重

三重県津市白山町の山中にコンクリート片などの廃棄物を不法投棄したとして、廃棄物処理法違反の罪に問われた奈良県大淀町、建設業中勝洋被告(47)、同田原本町、作業員辻内秀樹被告(48)=別件詐欺罪で服役中=、伊賀市緑ケ丘南町、トラック運転手島岡則夫被告(66)、奈良県御所市、トラック運転手岡本良太被告(30)の初公判が26日、津地裁(濵口紗織裁判官)であり、島岡被告を除く3人は起訴内容を認めた。検察側はそれぞれに懲役2年、罰金50万円を求刑し、即日結審した。判決は12月25日に予定している。

島岡被告は「廃棄物という認識はなかった」と起訴内容を一部否認したため、分離公判となった。

検察側は論告で、中、辻内両被告について「合計約36・8トンの多量の廃棄物を地中に不法投棄した。有害な硫化水素の発生源となり、原状回復されてないことを考慮すると結果は非常に重大。捨て代欲しさに、県の立ち入り検査で発覚後も極めて安易に犯行に及んだ経緯は強く非難されるべき」と指摘。土地を提供した中被告を「主導的役割を果たした」とし、辻内被告は「従属的だが不在時の対応など相互補完の関係で役割は重大」などとした。

岡本被告については「17・4トンという投棄量はそれ自体が多量で自ら交渉して利益を得た。刑事責任は他と同様に重い」とした。

弁護側は最終弁論で、中被告について「被害は現実に発生しておらず島岡、岡本両被告の申し込みを受けての犯行で自ら求めてはいない。量、期間は少なく原状回復を約束している」と主張。辻内、岡本被告についても「従業員として従属的立場で加担した」「関与の程度について相当の差がある」などとしてそれぞれ執行猶予を求めた。

論告によると、中、辻内被告は津市白山町の山中を土場に平成30年5月―7月にかけて、島岡被告から持ち込まれたコンクリート片や木くずなど廃棄物計約19・4トンと、岡本被告から持ち込まれた瓦くずなど廃棄物計約17・4トンを不法投棄したとしている。