松阪肉牛共進会 「さとり」が優秀賞1席 2510万円で落札 三重

【優秀賞1席の「さとり」と喜ぶ中村さん=松阪市伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームで】

【松阪】特産松阪牛の女王を決める第69回松阪肉牛共進会(会長・竹上真人松阪市長)は25日、三重県松阪市伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームで開いた。予選を通過した50頭を審査し、度会郡大紀町野原の中村一昭さん(42)が出品した「さとり」が優秀賞1席に輝いた。朝日屋(津市北丸之内)が2510万円で競り落とした。

同共進会は兵庫県産の子牛を900日以上肥育した特産松阪牛の生産技術や品質の向上が狙い。昭和24年から松阪家畜商組合の主催で始まり、優秀賞1席の落札価格最高額は平成14年の5千万円。

さとりは南あわじ市生まれ。体重678キロ、体高130センチ、胸囲228センチで、肥育日数は1042日。審査長を務める県畜産研究所大家畜研究課の岡本俊英主幹研究員らが背幅や胸の厚さなど肉付きのバランス、毛並みを審査した。

中村さんは肥育農家の三代目。松阪牛を約120頭肥育し、そのうち特産松阪牛は30―40頭。「うれしい。大事に大事にただ一生懸命育てた」と喜び、「食欲にどうしても波がある。たくさん食べさせるのに苦労した」と話した。

優秀賞1席は平成4年から毎回同社が落札している。今回は前回に比べ10万円高かった。