コメでグローバルGAP 明野高が認証取得 東海の高校初 三重

【グローバルGAP認証証明書とコメを手にする生徒ら=伊勢市の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校は、校内で生徒が栽培するコメについて、農産物の安全性などを証明する国際的な規格「グローバルGAP」認証を取得した。東海地区の高校では初めての取得となる。

認証取得に向け、生産科学科作物専攻の3年生9人が、1月から準備。GAP基準書に沿って、栽培や収穫、作物の管理などについて書類を作成し、農場や倉庫などの整理、改善に取り組んだ。認証機関SGSジャパン(本社・スイス)の審査が9月にあり、農場視察と書類審査を受けて9月20日付で認証された。

同校で22日、報告会があり、生徒らが取得までの取り組みを発表。生産科学科3年の及川望さん(17)は、GAP認証が東京五輪で提供される農産物の調達条件になっていることから、「目標は、東京五輪の選手村への食材提供。大勢の人に自分たちの思いの詰まったお米を食べてほしい」と述べた。

同校は、141アールの水田でコシヒカリやもち米を栽培し、年間約5トンを収穫している。来年1月に東京都の三重テラスで、生徒らが生産したコメを販売する予定。また来年度は、県産米の新品種「結びの神」の栽培に取り組んで同認証の取得を目指すという。

GAPは、農業の生産工程の管理に関する国際基準で、食品の安全や環境保全、労働安全への取り組みを審査し、認証する制度。同校は3月に、GAPの日本版「JGAP」の認証を茶で取得している。