コメの収穫に感謝 亀山で伝統行事「亥の子」 子どもらの歌響く 三重

【民家の庭先で「亥の子」を歌う子どもら=亀山市辺法寺町で】

【亀山】三重県の亀山市辺法寺町自治会(尾崎博孝会長)の亥(い)の子保存会と子ども育成会の役員や子どもら計約50人は22日夜、新わらで作った「亥の子」を手に持ち、4班に分かれ町内171軒を一軒一軒回り、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝した。

亥の子とは、古くは江戸時代から伝わる伝統行事。その年のコメの収穫を感謝する儀式。子どもらは、今年収穫したわらの葉を抜き取り、芯に縄を巻き付け、長さ約80センチの棒状にした「亥の子」を、民家の庭先で地面にたたきつけながら「亥の子亥の子」と歌った。

4歳から参加している、川戸創大郎くん(8つ)は「3番までの歌は全部覚えている。皆で歌いながらたたくのが楽しかった」と話した。70代の地元男性は「町内中に、子どもらの歌声が響き、にぎやかな夜になった。10年、20年と伝統を守ってほしい」と見守っていた。