大学生国際会議が開幕 紀北町と尾鷲、主会場 林業中心に視察議論 三重

【古道魚まち歩観会の案内で漁師町の「魚まち」を歩く学生ら=紀北町長島で】

【北牟婁郡】国内外の学生が地域課題について議論する「大学生国際会議in三重」が23日、三重県の紀北町と尾鷲市を主会場に開幕した。県内外の大学生や留学生ら55人が参加。2泊3日の日程で林業を中心に視察し、討議する。

県と社団法人KIP知日派国際人育成プログラムが共催。伊勢志摩サミットを機に国内外の人に三重県の良さを知ってもらう目的で平成28年に始まり、3回目。1回目は南伊勢町、2回目は鳥羽市と伊勢市を訪れ、漁業について学んだ。今年はロシアやベトナムなど9カ国からの留学生を含む県内外の学生が参加した。

この日は町案内などに取り組む団体「古道魚まち歩観会(あるかんかい)」の案内で同町の長島港周辺を歩いた。学生らはアジの干物を食べたり、同町長島地区に伝わる民話の動画を見たりした。

三重大の交換留学生で中国人のオウ・ウショウさん(21)は「町が静かで海がすごくきれい。日本の文化に興味があるので学んだことを生かしたい」と話した。

24日は県立熊野古道センターを視察し、同町と尾鷲市にまたがる熊野古道・馬越峠を歩き、道の手入れなど保全活動を体験する。夜は「世界遺産登録は環境保護につながるか」をテーマに討論する。

25日は同町の速水林業大田賀山林を視察し「林業の振興のために私たちに何ができるか」と題して議論する。