四日市 就職に技能習得は大切 職業訓練校が報道公開 三重

【溶接技術科の訓練を取材する報道関係者ら=四日市市西日野町で】

希望する仕事に就くために必要な技能を身に付ける公的職業訓練(ハロートレーニング)を報道関係者に紹介する「メディアツアー」が22日、四日市市西日野町の三重職業能力開発促進センター(ポリテクセンター三重)であった。報道を通じて公的職業訓練をアピールする試みで、県内では初の開催。新聞社とケーブルテレビの4人が参加し、訓練を見学した。

メディアツアーは厚生労働省が昨年度から全国で開催。「雇用情勢の改善によって訓練の受講生が減少する中でも、技能の大切さは変わらないことを知ってもらおう」との狙いがある。県内では三重労働局の呼び掛けにセンターが応じる形で開催が決まった。

センターの齋藤正博所長は、ここ数年で利用者に占める女性の割合が増えていることなどを紹介。溶接や金属加工の技術を学ぶコースや住宅の施工方法を学ぶコースなどに招待し、指導員や受講生に取材する機会も設けた。

溶接技術科に通う津市の奥村雄さん(38)は取材に「以前とは全く畑違いですが、センターの見学会で見せてもらった溶接の技術に感動して、このコースに入ることを決めました。養った技術を生かせるところに就職したいです」と語った。

記者も溶接を体験。狙った通りにできず苦労しつつも、石川武雄指導員に教わりながら、なんとかステンレス製の板を溶接してペン立てを完成させた。石川指導員は「溶接は多くの分野で欠かせない技術。身に付ける価値は大きいですよ」と話していた。

労働局は今後もメディアツアーを開く予定。齋藤所長は「センターを利用して良かったという多くの声があることや、訓練を通じて技能を身につければ安定した仕事に就けることを、報道を通じて多くの人に知ってもらいたい」と話していた。