鈴鹿で事前キャンプ決定 東京パラの英国競泳代表 三重

【定例記者会見に臨む鈴木知事=県庁で】

鈴木英敬三重県知事は22日の定例記者会見で、2年後の東京パラリンピック競泳に出場する英国代表チームの事前キャンプを鈴鹿市で受け入れることが決まったと発表した。県内で東京パラリンピックの事前キャンプの誘致決定は初めて。東京五輪を含めると3例目。

県は平成27年度から東京パラリンピックに向けた事前キャンプの誘致に取り組んできた。英国代表チームは今年9月に事前キャンプ地の選定を兼ねて合宿を鈴鹿市の県営鈴鹿スポーツガーデンで開き、今月12日に事前キャンプの実施決定を県に伝えた。

英国代表チームは来年の全国大会「2019ジャパンパラ水泳競技大会」と、東京パラリンピックに合わせて鈴鹿スポーツガーデンでそれぞれ事前キャンプを実施。来年の事前キャンプでは9月に25―30人の選手らが10日間ほど滞在する。

県によると、平成27―29年度にパラリンピック競泳の日本代表候補が合宿した実績や、施設の利便性が評価された。今後、事前キャンプの実施費用の負担割合などを英国代表チームと協議し、協定を締結する。

県は、受け入れに向けて宿泊施設での公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」の整備や、車椅子で移動できるよう段差の解消を進める。県子ども・福祉部は来年の事前キャンプの実施関係費として、来年度当初予算に施設使用料などを含む約680万円を要求している。

鈴木知事は、県内で初めて東京パラリンピックの事前キャンプが決定したことを喜び「誘致決定を機に、県内で開催される大会や事前キャンプを県民の皆さんに応援してもらうとともに、障害者や障害者スポーツへの理解が促進されることを期待する」と述べた。