尾鷲 本年度で廃止の三田火力 跡地活用へ、発電所見学 三重

【中央制御室を見学する参加者ら=中部電力尾鷲三田火力発電所で】

【尾鷲】本年度中に廃止する中部電力尾鷲三田火力発電所(三重県尾鷲市国市松泉町)で21日、見学会が開かれ、市内をはじめ伊勢市や愛知県などから、尾鷲市の公募に応じた24人が参加した。

63万4千平方メートルの跡地活用方法を考えてもらおうと市が企画した。全3回で、13日は18人、18日は27人が参加した。

発電所の上野昭也業務課長が愛知県の武豊火力発電所の解体撤去工事の様子を写真を使って説明した後、上野課長らの案内で構内を見学。本館建屋では、1―3号機の発電機や24時間態勢でボイラーなどを管理する中央制御室を見て回った。

地上50メートルのボイラー建屋の屋上からは、市内を一望したり、変電設備を見下ろしたりした。このほか、高さ230メートルの煙突を真下から見学した。

尾鷲市内から訪れた北尾敏さん(75)は「尾鷲のシンボルなので解体されるのはさみしい。跡地はスポーツができるグラウンドになるといいな」と話した。

見学終了後、参加者から「解体作業にどのようなクレーンを使うのか」などと質問があり、「工事の発注業者も撤去方法もまだ決まっていない。撤去は来年度から取り掛かる」と答えた。

市は跡地の活用方法について市民らから意見を募っている。締め切りは今月末まで。電話やメール、ファクスなどで受け付ける。担当者によると、21日現在、7件の応募があるという。

問い合わせは市政策調整課=電話0597(23)8134=へ。